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バトンランナー

2016/09/08

バトンランナー
バトンランナー

2月4日(月)晴れ
有機の学校「土佐自然塾」朝のミーティング。今では生徒それぞれが、自主的に作業を決める。今日は畑の溝きり、溝掘り、雪かきなど。溝きりは、水田から畑作に転作するための、構造的物理性を改善し、水はけを良くするための土木作業。これは来期の塾生のため、つまり次へつなぐための作業でもある。溝きりだけではない、秋に植えたタマネギも、1月にハウスに植えたレタスも、これから植えるジャガイモも、収穫は3期生がやることになる。本来農業は、世代を超えて次々につないでいく産業であり、文化であったはずであり、それを取り戻そうというのが、この学校のコンセプトにもなっているのだが、例え短いスパンであっても、こうやって気持ちよく、来期の生徒のために、あるいは自分の勉強のために、つなぎ役を積極的に、楽しんで果たそうという2期生の気概が、誇らしくもうれしい。
灌水
灌水

何も植えてない、ハウスで灌水するのは、山下農園の研修生「テル」。
何も植えてないのになんで灌水するのかといえば、乾きすぎた土を適度に湿らせ、できるだけ土壌の団粒構造を壊さないように耕耘するため。
百姓には、文字通り百の仕事があり、その一つ一つに百通りの微妙なやり方がある。耕耘一つとっても、である。トラクターにもよるが、仮に走行スピードが5段階あり、ロータリーのスピードが3段階あり、深度が7段階あれば、その組み合わせは5×3×7=105通りあることになる。土質、湿り具合、何を植えるか、播種か、定植か、様々な条件を把握して、最適な耕耘をするためには、それを瞬時に判断する能力が問われる。何を、大げさな。という人は、現場の技術のなんたるかが分かってない。それらが一々最適かどうかということは、作物の生育に直接関わってくる重要な問題なのである。百の仕事を、百通りの微妙な作業で効率的にこなすことが、結果的に、秀品の安定生産に直接つながる。現場の技術をなめるなよ。
シュンギク
春菊

加温のないハウスで、寒さに耐えながらじ~と春を待つ作物。3月になれば収穫が始まる。
葉ネギ
葉ネギ

ガーデンレタスミックス
ガーデンレタスミックス

あっ、いけね、もう9時だ!急いで風呂に入って、晩酌、晩酌。

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